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Hidden Village of Gelsha
ゲルーシャの隠れ里
MUGENコラムのページ



<バージョン>
 MUGENは何度もバージョンアップしながら現在に至っている。
私が出会ったのは「2000.01.01」。
これが発表されてすぐ、正月早々のめり込んでいった。
必死に試行錯誤し、やっと孫悟空と豪鬼が戦ってくれたときの感動は今でも忘れられない。

 私は各バージョンにあだ名っぽいものを付けて分けている。

2000.01.01 first
2000.06.27 new
2000.07.31 next
2000.11.22
2000.11.29 mileniam
2001.04.01
2001.04.14 Aprilfool
2001.11.01
2001.11.14 linux
2002.04.14 win
2003.06.14 nolimit

 とりあえずこんなもんかな。
抜けているのは、すぐ次のものに変わってしまったもの。
存在価値は多分低い。
特に11.22に関しては語らねばならないことがあるが、それは別貢にて。

 やはり思い出すのは2000.06.27。
前バージョンから大幅な変更があり、色々と手を入れなければキャラが使えない。
win版の色化けどころの騒ぎではなかった。
制作者が引退していて移植されないままの傑作もある。
私はこの時点で一端キャラデータをリセットし、カンフーマンだけから増やし始めた。
そして増え続けている。

 2000〜01年あたりは、バージョンアップの確認で頻繁にエレクバイトを訪れていた。
更新されるのを楽しみにしながらも、 また大量の英文を読まねばならないのかと頭を抱えたのを憶えている。



<昔話>
 かつて私がMUGEN用キャラ「ガンダムヘビーアームズ」を発表し半年ほど経った頃のこと。 この作品を制作したとして他人に公開されてしまった。 付属のテキストを削除して。 作品丸ごとの被害を受けた経験のある人は、そうそういないんじゃないかな。

 知ることとなった切っ掛けは、私が公開して頂いていたページの掲示板にあった書き込みでした。 まずは自分でダウンロードし確認。 その後、大家さんからホームページ名とアドレスの使用許可を貰いました。 これを利用して、当時最も有名だったであろうMUGENの(日本の)掲示板で相談。 あの時は色々な方が背中を押してくれました。

 問題の相手へのメールは英語で書いた。 英語が通じるのは、ある意味で不幸中の幸いであったと思う。 当然、辞書と睨めっこする羽目にはなったが。 メールの最後には「返事よりも態度で示して欲しい」という意味の文を書いた。 少し怒っている雰囲気をカモフラージュに、英語でのやり取りを少しでも減らそうと画策したのでした。

 何度かのメールで、相手のホームページのトップには謝罪と経緯が載せられた。公開も停止。 意思疎通可能な相手であったことも、幸運だったといえる。

 しかし残念ながら、作者を間違えて紹介しているホームページが存在する。余りに広がりすぎた。 デジタルデータってのは、そういうもんだと思う。

 この文章を読んだ方だけでも、それを見た時に昔話を思い出して頂ければ幸いです。



<「自分がされて嫌なことは……」の功罪>
 「自分がされて嫌なことは、人にしてはいけない」
親や教師から言われた記憶がある方も多いと思う。 この言葉、基本的には正しい。 生きていく上でのマナーみたいなもの。 しかしながら、ちょっと言葉が足りない。 私は、頭に『少なくとも』を付けておくべきだと考える。

 自分は平気でも、他人が嫌がる可能性は十二分にある。 私は何とも思わないから、などというのは言い訳にしてはいけない。 題目の言葉は、この言い訳をのさばらせる原因になっているのではないだろうか。 よって、単に言葉だけでなく、深い意味まで伝えていきたい。

 この話は反対に、相手が喜ぶと自分が思ったところで、 それが真であるかは分からないという事にも繋がる。 何を喜ぶか、何を嫌がるかは人それぞれ。 なるべく相手を尊重しようという意思を大事にしていって欲しい。

 せめて、先入観で判断せぬように願う。 人間同士の関わり合いって、本当に難しいけどさ。





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